東京科学大学は、研究者の代わりにロボットが科学の実験を担う国内最大級の施設の稼働を始めています。細胞の培養や遺伝子の検査といった実験を人間の100倍の効率で進めます。人手不足に対応し、がんや再生医療などの研究を加速できます。研究者が習得に時間がかかる作業を代替でき、今後は複数のロボットを効率良く運用するノウハウを蓄積します。


東京科学大学は、研究者の代わりにロボットが科学の実験を担う国内最大級の施設の稼働を始めています。細胞の培養や遺伝子の検査といった実験を人間の100倍の効率で進めます。人手不足に対応し、がんや再生医療などの研究を加速できます。研究者が習得に時間がかかる作業を代替でき、今後は複数のロボットを効率良く運用するノウハウを蓄積します。

乳がんの治療に、周囲の細胞には影響が少なく、がん細胞を狙って放射線で破壊するホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の導入が始まっています。治療は1回の照射で済み、患者の体への負担も少ないのですが、自由診療で治療費は高額となります。将来的な公的医療保険の適用も期待されています。BNCTは、頭頸部がんに限って保険が適用されています。いち早く導入した南東北BNCT研究センターが2016年から臨床試験を重ね、2020年に保険適用となっています。
続きを読む生物には一定のリズムを生み出す仕組みである体内時計が備わっています。ヒトの体内時計は24時間より少し長く、体内時計の指令のもと、睡眠や体温、血圧などの生体機能は、24時間周期で変動する概日リズムを刻んでいます。通常は光や食事で体内時計と概日リズムをあわせています。
続きを読む精子のもとになる生殖細胞のメチル化は、胎児初期にいったん消えますが、男性では精子が作られ始める思春期までに再び確立されます。この間にメチル化が起こらないと、レトロウイルスが活動し、生殖細胞が死滅することがあります。しかし、確立の詳しい時期は不明でした。人のDNAには、進化の過程でレトロウイルスの断片が入り込んでおり、暴走すると正常な遺伝子を壊してしまいます。通常はDNAのメチル化という仕組みで活動を抑えています。
続きを読む総務省の労働力調査によれば、2025年度の就業者数は平均で6,829万人で、前年度から36万人増えています。増加は5年連続で、女性や高齢者の就業率の高まりが背景にあります。産業別に見ると、介護施設や児童相談所なども含む、医療・福祉は1.9%増の18万人で945万人でした。うち女性が16万人と9割を占め、高齢化の進展を女性の就労が支えています。
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